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娘が仕事先で事故に遭ったと第一報が入ったときは、もう頭の中が真っ白。

何も考えられませんでした。

「頭を打っているので、遠距離の搬送は避けたい。

現地の病院に救急で入院させます」と、上司の方から告げられて、今度は目の前が真っ暗に。

「頭を打った」ということも心配でしたが、そのとき、実は、私の父も事故で入院したばかりだったのです。

つまり私は、地元の病院に入院している父と、他県の病院に入院している娘と、二人の家族を同時に抱えることになってしまったのでした。

とりあえずは、娘の様子を見に行かなくては。

ところが、その時点で、田舎のJRはすでに最終列車が出た後だったのです。

車も免許もない私は、タクシーを飛ばして駆けつけるしかありませんでした。

その後も、家に認知症初期の母がいることもあって、特急やタクシーを使っての移動が繰り返されました。

医療費以外の出費が、大変重かったです。

少し落ち着いてから、娘が大学生のとき、理系で実験の危険があるからと、大学側に勧められて入っていた保険があったことを思い出しました。

更新の通知が来るたび、面倒でそのまま継続にしていたのです。

さっそく証書を探し出して手続きをしたおかげで、かかった交通費ぶんくらいは取り戻すことができました。

「もう大人だから自分で入りなさい」と、保険契約を切っていたら、娘は自分からは加入しなかったでしょうから、お金が戻ってくることもありませんでした。

過保護+面倒くさがりな母親で、かえってよかったのではないでしょうか。

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